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ある人のプレゼンテーションを聞いていて、ちょっと感動したことがありました。
それは、住宅関連の売上高を伸張させるためのプラン発表でのことですが、市場可能性や競争優位性、強みの分析をしたり、
そのための組織改革やコミュニケーション、販売促進などを含めた行動変革を促す、一連の計画について発表していただいた最後に、
「私が責任を持って、この目標を達成させます。」と言われたことです。
売上伸長が容易ではない環境の中、それほどコミットメントを発表する人は少ない今日この頃であるだけに、新鮮に感じるとともに、
「この人なら本当に出来そうだ」。と思ってしまいました。
それは、本当に気持ちが伝わってきたからです。
来月、10月21日、22日は、福井県産業会館でテクノフェア2010が開催されます。
ブースの一角は、‘福井発!ビジネスプランコンテスト2010最終選考会‘で発表となる7つのビジネスプランの展示があります。
それと、同時に今年は、5つのビジネスプランのパネルの展示もされます。
(上記写真は、昨年2009年のパネル展示の模様)
今回、この5つのプランの中から選ばれた1プランが、最終選考会に出場できる特権があります。
・Baberbarプロジェクト理容業が提案する新地域コミュニティ
(特定非営利活動法人ソーシャルネットさかい/チームT)
・WddingRevIution~ニューヨークスタイルのご披露宴
(坂井市/水野 ひろみ)
・地域に密着した、地元の人によるリラクゼーション事業の形成
(くつろぎ倶楽部/笹木 晋悟)
・恐竜のたまご
(天谷調理製菓専門学校/天谷 正彦・福井デザイン専門学校/柳原 明日美)
・チタニウムの実力・鯖江の実力
(株式会社三工光学/佐々木 洋一・福井デザイン専門学校/高嶋 由衣)
この中から1プランの選び方は、来場者、参加企業による投票です。
テクノフェア2010に来場された方は是非、投票にご協力くださいませ。
プレゼンテーションのお手伝いをしていると、いつも感じるのが、社長であれ、経営幹部であれ、発表する当の本人が、そのビジネスやイノベーションに対してどれだけ本気度が伝わるかが最も重要であるということです。
論理的にかつ感性に訴えるプレゼンテーションによって魅力を伝え、聴衆をして行動の変革や、やる気を引き出すわけですが、
「この人の言うことを聞いていいか」は、やはり「この人自身の内面」を伺い知って判断するわけですから、当然のことといえば当然です。
それでは、その本気度や情熱はどこから生まれてくるかということですが、これは逆説的ですが、そのプレゼンテーションを作成するプロセスにおいて醸成されると思います。
人に何かを伝えたいと思うとき、一生懸命に準備する過程で、そのビジネスやイノベーションを行う自信が培われてくるからです。
そういう意味で準備というのは、自信を持つ最大のプロセスなのでしょう。
(めだかとアカヒレ)
ビジネスプランブラッシュアップ講座が開催されました。
初めに、ビジネスプランコンテストの主催者である福井市の落合氏から挨拶。
続いて講師の髙原より、ビジネスプランのブラッシュアップと、発表のポイントについて指導がありました。
ビジネスプランの必要条件は、
①価値や便益
どのような「価値や便益」を買い手に提供する商品・サービスなのか?
②市場性
顧客は誰でどれ程の市場があるのか?その市場をどれ位獲得するか?
③新規性・独自性
類似商品との違いは何か?なぜ、「新規性・独自性」があるといえるのか?
④採算性・成長性
果たして採算はとれるのか?市場成長や市場開拓は可能か?
⑤社会貢献性
ビジネスを通してどのような社会貢献性ができるか?世の中が良くなるのか?
これらを、客観的に、論理的に言えることが必要ですし、何よりも事実に基づいて発言できなければいけません。そして、魅力的であり本人に熱意が感じられることも必要です。
当日の発表時間は7分間。
その限られた時間で、如何にそれらをアピールするのかが大事になってきます。
研修室は、エネルギッシュなパワーで満ち溢れていました。
22年11月22日(月)最終選考会では、「愛と感動のプレゼンテーション」が繰り広げられます!
お客様は何に対して、自分たちが提供する商品やサービスの代金を払っているのでしょうか。
それが分からなければ、市場開拓は難しいですし、逆にそれが分かれば、市場開拓の方法だけでなく商品開発、改善の方向性も見えてきます。
戦略の方向性を見定めるには、
まずは「自分たちの商品が選ばれている理由」をしっかりと捉えることが先決です。
もう一つ、
「もし、自分がお客だったら、自社の商品やサービスを選ばなくなるとすれば、どのような時、あるいはどのような理由からだろう。」と自問してみるのもよいでしょう。
本日は、ビジネスプランブラッシュアップ講座が、開催されます。
日程:22年9月21日(火)
時間:19時~21時
場所:アオッサ 6階 605研修室
持ち物:筆記用具
今年の、福井発!ビジネスプランコンテスト2010最終選考会に向けて、43プランエントリーがありましたが、その中から7プランが見事、通過されました。
今年の通過プラン名と通過者は、
大学野球サークル向けの宿泊を伴った野球大会(スポトラ)(立命館大学/若山大輔)
めがっト-シンプルな眼鏡オーダーメイドアプリによるコミュニティサイト-(福井大学大学院/村田知也)
あそび塾=ぷれいキッズ=(福井大学/青木俊憲)
カビアート(福井大学/栗田知明)
越前青石の時計とかおり袋(坂井市/熊野佳子・五島典子)
躍動する車椅子(福井市/藤井義徳)
「地球に優しい保冷剤」アースクールの開発と販路開拓(福井市/野坂昌之)
以上の皆様です。
おめでとうございます!
起承転結は作文法だけに有効ではなく、スピーチであれ、プレゼンテーションであれ、誰かに何かを伝える上において有効な構成技法であり、伝えたいことの大枠を4つのコンセプトに分けることで、リズムが生まれ、それにより聞く人をして理解・納得も深まります。
リズムという点では3部構成もしくは5部、7部構成でも構わないと思いますが、4部構成のほうがしっくり来る場合が多いです。
プレゼンテーションにおいて、「伝えづらい」と思ったら、一度内容を4部構成に分けてみるのがよいでしょう。
このように、まずは話のリズムを作るというのは、呼吸を整えるようなものだと、戦略プレゼンテーションの模擬演習をチェックしながら感じました。
さぁ、来週、9月21日(火)19時~アオッサ6階研修室にて、ビジネスプランブラッシュアップ講座が開催されます。
福井発!ビジネスプランコンテスト2010 最終選考会でのプレゼンテーションに向けて、一次書類通過者の取り組みが始まります。
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