アントレプレナー 起業家の息吹 Feed

2011年8月22日 (月)

第26回  株式会社 エムディエス 田辺 一雄 氏 

NPO法人アントレセンターの8月(葉月)例会capricornus

例会は、第26回 起業家の息吹

起業家の息吹とは、起業して活躍しておられる人物をお呼びし、

幼少期から現代まで、生き様を赤裸々に語っていただくもの!

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本日のゲスト講師は、

株式会社MDS(エムディエス)代表 田辺 一雄 氏 http://www.lp-mds.com/

田辺社長は、主に読めなくなったHDDや、

SDカードなどからデータを取出しデータ復旧事業、

iphoneの修理を行うDr.phonesや、

マリンレジャー事業を行う「海屋」USTREAM配信事業を展開しています。

真っ黒に日焼けをされ、ツヤツヤのお顔は笑顔で満ち溢れていました!

また七福神を思わすような福耳で、

成功者と言われる特徴が外面的要素から伺えましたhappy01

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私が、田辺社長のお話を伺って思ったことは、

ビジネスは、常に自分が「いいかな~」と心で感じたことに目を向け

決断するということ。

心で感じるポジティブなイメージを大切に、

直感的な感覚で見極めておられるお方だと・・・

きっと、「直感センサー」が付いているのだと思うok

そして、感じたことはすぐに行動に移し実行する。

更に、何よりも一度決めたことは、決して「曲げない」とう信念の深さ。

間違っていたり、上手くいかないと感じれば修正しながらまた進んでいく。

結果、自分が感じたことは、諦めないですから成功するのでよね!

とても自然体で、楽しいことを常に選び、

同じことでも常に新しい発見ができる田辺社長は、

少年のような豊かな感受性をお持ちでした。

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「楽して勝つ!!”楽勝” 」が田辺社長の座右の銘 

とても勉強になりました。

ありがとうございました。

 

   ~起業の種bud育てます。~ 

特定非営利活動法人 アントレセンター

2011年7月27日 (水)

第25回 中山商事株式会社 中山裕一朗 氏

第25回目、起業家の息吹が開催。

ゲスト講師は、中山商事株式会社 

代表取締役社長 中山 裕一朗 氏(3代目社長)

http://www.nakayama-shouji.jp/

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以下の”賢者TVのページ”にも中山社長がアップされています。
http://www.kenja.tv/index.php?c=detail&m=index&kaiinid=10402

 

ワタミ・フード・サービス 渡邊美樹会長、HIS 澤田社長、

ジャパネットたかた 高田社長らと共に、

時代を創る500人の改革者に選ばれたお方です!

ユニークで面白い人柄の中山社長の生き様は、

幼少~学童期:大人しい少年

親からは「あれしたらダメ、これしてはダメ」と言われて育ち、

姉と妹がいたが、息子には厳しい環境で育ったとのこと。

青年期:華やか高校デビュー

そんな厳しい環境に育った中山少年は、

高校生デビュー(自分らしさ)を手に入れた。

応援者を頼まれることもあり、応援演説をすると不思議とみんな活躍したという。

また、この頃から「社長になりたい!!」という熱い想いがメリメリと湧いた。

そして、「東京に行きたい!」と都会に憧れ大学は、東京へ!

この青年期のお話は、行動力や、信念の強さ、情熱、反発心などが伺えた。

成長期:なにもかも楽しいバブル時代

就職した中山青年は、まさに成長期。

何もかもが楽しくてしょうがない、仕事も順調で、全国でプレゼンをして歩いた

中山社長曰く、今思うと、その時は自分が出来ると勘違いしてた。

偉そうなことを言って生意気だっと思うと述べた。

そんな景気のよい会社勤めの時、1億という在庫を抱える羽目になった。

最悪は続くもので、社員が辞めていくとう状況になったという。

しかし、みんなと同じように辞める選択はせず、その会社に残った。

残って頑張って「ほら」って見返してやりたかった。

そして、中山青年は、1億の在庫を1年で1人で全て裁いた。

ハングリー精神が伺える成長期のお話だった。

自社への就職:「社長になりたい!」だったら実家に帰ろう。

転職もし、IT会社でガンガン頑張っていたが、気がつくと周りも優秀な人ばかり。

こんな周りで果たして自分は社長になれるのか?!と考えた時、

あっさり、「じゃ、実家に帰って社長になろう」と思い、福井に帰る。

実家に戻り3年後、見事社長になる。

そこからが崖っぷち・・・sweat01

赤字、赤字の連続。従業員は、ヒソヒソと辞める相談をしているなど、

それは、それは、毎日眠れない日を過ごしたという。

ここからは、著書「崖っぷち会社が生まれ変わった3つの方法」をどうぞ!

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今後のテーマは、「ヒトづくり」

今後、益々栄えるそんな中山社長の息吹でした。

中山社長、お忙しい中、どうもありがとうございました。

 

 ~起業の種bud育てます。~ 

 特定非営利活動法人 アントレセンター

2011年6月28日 (火)

第24回 フューチャーベンチャーキャピタル㈱ 鈴木智久 氏

第24回目の起業家の息吹には、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 

 

取締役 管理本部長 鈴木 智久氏(中小企業診断士)にお越しいただきました。

 

(中央大学法学部卒業、北陸銀行を経て、2004年FVC入社)

 

鈴木氏からは、株式市場の状況と、

新規株式市場の状況についてお話がありました。

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株式相場の低迷で、新規公開による資金の調達は以前に比べ困難ではあるようです。

 

また、北陸三県ではどのような会社が新規上場してるのかを一覧にして、

 

拝見しましたが、北陸三県において2000年以降に上場した会社の特長は、

 

新規上場は、多くても2社、最近はゼロの年も多く、

 

上場までの業暦が長く、規模の大きい会社が多いとのこと。

 

会社名や、主要業務内容も拝見しましたが傾向としてある一定のものを感じました。

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大変、勉強になりました。

 

ありがとうございました。

 

   ~起業の種bud育てます。~ 

  特定非営利活動法人 アントレセンター

2008年8月28日 (木)

第23回 起業家の息吹 田賀祐輔氏

VERSION JAPAN 代表の田賀祐輔氏にお越しいただきました。Photo

氏はニューメディアカウンセラー、WEBサイト企画・制作プロデューサーという肩書きを併せ持ち、現在福井を基盤に活動していますが、クライアントは世界に及んでいます。

シカゴコロンビア大学を卒業され、以来米国ニューヨークを拠点に約16年間活動された後、帰福。ニューヨーク滞在中は、自宅から貿易センタービルが臨め、テロの時も間近でその惨事と遭遇したそうです。

米国では、丁度WEBビジネスの走りのような状況のときからWEBマーケティングに携わり、米国におけるWEBの発展進化を仕事を通してずっと見てこられました。

リムジンの送迎つきで出社去れる日々を送ったときもあったそうですが、一方で悲惨な日々も送ったり、アメリカンドリームを体験して、帰福した後も、米国で培ったWEB関連のノウハウとネットワークで新しいメディアをクリエイトされています。

新しいビジネスには新しいメディアの使い方があり、新たなクリエイティビティが求められるものですが、田賀氏の独自の商品コンセプトの捉え方は、世界に通用するものがありそうです。

日本の企業において、WEBをはじめとする新しいメディアに対応したマーケティングはまだまだ発展途上にある中、田賀氏の経験とスキルはこれからも益々社会に求められると思いました。

最近新しい会社「VERSION JAPAN」を数人のメンバーと立ち上げ、米国からの引き合いも多いそうです。

「新しいメディアをもっとクリエイトしたい」そう熱く語る田賀氏。このような人材が福井にも居られること、とても誇りに思った起業家の息吹でした。

2008年7月22日 (火)

第22回 司法書士法人Ist 竹内順子 氏 

今回の起業家の息吹は、司法書士法人Ist 竹内順子さん

(司法書士・土地家屋調査士)にお越し頂きました。Photo 

大学卒業後、実家で箸製造の仕事を手伝いながら、受験勉強をし、23歳で司法試験に合格。坂井市内の司法書士事務所に勤務した後、「困っている人の役に立ちたい」という思いで集まった女性の司法書士仲間3人で、平成18年に北陸初の司法書士法人の設立に参加。

代表取締役社員の1人に名を連ね、現在は司法書士5人、職員9人の事務所に成長させています。

これまで、自身が司法書士法人の代表の一員として経営に携わりながら、多くの企業経営に関わる法的手続きを手がけた彼女は、起業に関して法律の専門家としての独自の視点を持っています。

「成長する企業の特徴として、法令順守はもちろんですが、事業経営に関連する法制度の変化に向き合い、適切な対応をしていることがあげられます。成長する企業は常に変化しているため、必然的に定款の変更や増資手続き、事業所の拡張に伴う不動産売買などの法的手続きを伴います。司法書士の仕事を通して、成長する企業には『変化』と『適切な対応』が必要不可欠だと実感しています。」と。

一方で、破産の案件を手がけることも多く、「破産する要因はいろいろあると思いますが、ちょっとした状況の変化に対応できず、それが後々まで尾を引くということが多いですね。」さらに、「現代社会は、ますます二極化が進んでいます。法律を十分に理解し、事業経営に臨む姿勢がこれまで以上に求められると思います。」と話していただきました。

そんな竹内さんの将来のビジョンは?と尋ねると、

「将来は困っている人たちの様々なニーズに対応できる、ワンストップサービス型事務所づくりを目指していきたい。そのためにも司法書士以外の専門家とも連携し、総合的にクライアントに対応できるようになって、もっと頼れる組織作りをしていきたいです。」とお答え頂きました。

竹内さんのチャレンジは今後も続きそうです。

【司法書士法人Ist 事務所概要】

福井事務所/福井市大手3丁目15-12 電話0776-28-2555

坂井事務所/坂井市丸岡町猪爪3-63 電話0776-66-3555

2008年3月23日 (日)

第21回 NPO法人 たんなん夢レディオ 伊藤 務 氏 

起業家の息吹は、「NPO法人たんなん夢レディオ」理事長の伊藤 務 氏です。

学生時代、電気工学を専攻していた伊藤さんは、足掛け2年半かけて、自転車で日本一週の旅を決行するなど、探究心と好奇心の旺盛な青年時代を歩んで来られました。Photo

学校卒業後は、旧国鉄(現JR)に就職。新幹線のコントロールシステム関連の職場で技術者としての社会人生活をスタート。業務の傍ら、持ち前の正義感が高じて労働組合活動に参加。当時の国鉄が抱えていた様々な問題を組合活動を通して見てこられた伊藤さんでした。国鉄時代に一級無線技術士の資格を獲得され退職。縁あって、FM福井の立上げに技術・放送制作責任者として、深く関わられました。縁あって、と述べましたが、交通事故で瀕死の重傷を負い、病院に担ぎ込まれた後、リハビリ中に初めて見ることができたテレビで、FM福井の開局準備室のニュースをたまたま見たのがご縁のきっかけだったそうです。

伊藤さんは、FM福井創業者の一人である桑原会長から様々な人々と接する機会をつくって頂き、育てて頂いたそうです。これが後々の多くのご縁につながっていったのですね。

もともと、探究心が強く、「社会的事象の根本を歴史や起源まで、掘り下げて理解しないと本質はわからない」と言われる伊藤さんだけに、先入観を排除し、通念的イデオロギーに固執することなく、また「他の人の意見を尊重する」という博愛的倫理観のもと、数多くの知己人脈をつくってこられ、「左(革新的)から右(保守的)、さらには、中間(それ以外、一般的にあやしげな人々)まで、非常に多くの人脈を在局時代に作ってこられました。これは、伊藤さんご自身の親しみやすい人柄が拍車をかけたのだと思いました。Photo_2

学生時代に自転車で日本一周されたときに、佐世保に米国空母ミッドウェイの寄航した時のこと、夕張峠で米国人家族とのちょっとした出会いが、英語を勉強するきっかけになったということです。

その後、欧州旅行をした時に、デンマーク人の元兵士との出会いが現在のNPOを立ち上げるきっかけとなりました。英語を使うことができなかったら、恐らくこの出会いはなかったでしょう。

背中に太平洋戦争時に日本兵に切りつけられた大きな刀傷痕を持った老人から、福祉の仕事を示唆された伊藤さんは、帰りの飛行機の中で、自分の進むべき道を確認したということです。

それまで培ってきた通信に関する技術と知識と人脈をもとに、NPO直営の放送局としては全国で2番目となる、「たんなん夢レディオ」を開局に着手。総務省との折衝をはじめとする、「6つの障害」を乗り越え、2005年7月7日にNPOを設立。同年10月21日に放送を開始しました。(ちなみに、10月21日は、アントレセンターが2003年に認証を受けた日です。何かのご縁を感じます。)

伊藤さんがNPO直営の放送局にこだわったのは、事業の目的が放送局の運営のみではなく、福祉や文化の発信、さらには戦争のない平和な社会づくりへの貢献といった、社会的活動を進めるためでした。従いまして、「誰でも、気軽にラジオ局に参画できる。言いたいことがあれば、市民が発言・発信する力をつける場をつくりたい」という放送局運営に関する理念を持っておられるようです。

文化発信の視点では、さらに「丹南文化編集室ae?(*)」という情報誌も発刊されています。

(*)ae は、発音記号のaとeの母音の中間の音で、不用意に驚いたり、へ?と思ったときに発する音だそうです。Ae

この情報誌の内容の深さに驚きました。元曹洞宗管長や京大名誉教授若狭湾エネルギー研究センター所長、海外からの寄稿など時代観や歴史観、人間観などに富んだ内容となっています。伊藤さんの言葉を借りると、「自然科学において(-)×(-)=(+)はご存知でしょうけど、実は(-)×(-)=(-)もOKという事実。物理と数学の密接な関係においては客観的真理に基づいた存在をも認めるということ。この考え方は社会科学においても唯物論的解釈においても当てはまります。つまり、人間の思考過程において、何事にも束縛されない自由な思考がとっても大切であるということ。このような視点から数理科学から、正信偈、般若心経まで、様々な分野の課題を、人生経験豊かな、体験に基づき自由に自分の考えで、自分の責任において投稿していただき、判断は読者に委ねるという雑誌になっています。」(勝木書店他でフリーペーパーとして配置されています。どうぞ一度ご覧下さい。)

伊藤さんは、これまで心に傷を持つ5人の若者の社会への巣立ちを支援してこられました。今後さらに多くの人々を支援していきたいと仰っておられます。

氏の物理学や数学の理論からくる遠大な宇宙観や人間観をもとに、社会をよくしていきたいという強い思いに参加者一同感銘を受け、文字通り「社会起業家」としての活動を応援していきたいと思ったものです。

最後に、起業家として重要な資質について、伊藤さんなりのキーワードをお尋ねしました。それは以下の通りです。

(1)人生一回

一度しかない人生を大切に生きようと思うこと。どれだけ長く人生を味わうことができるかが結局は幸せであるという氏の人生観がにじみ出ています。

(2)だますより、だまされろ

不義理や人をだましたりすることは、世間を狭くするだけ。一人でも多くの人と絆、ご縁を深めるには、人をだますより、だまされたほうがいい。

(3)商品の値段はお客につけさせる

商品の価格はお客様が納得する価格でなければ、ならない。もっと、もっとという欲がでると、適正価格がわからなくなり、お客様が離れる。お客様の価値が価格である、とするならば、お客様に値段を付けてもらったほうがいい。(これは、某大富豪に直接教えてもらったそうです。)

(4)出合った人をみんな大切にする

好き嫌いで人を遠ざけたりしてしまうのは、愚か。どれだけ、異質な意見や苦手な人を受け入れられるか、その度量の大きさが人間の幅となる。ひいては、事業の糧になる。(これは、学生時代に恩師に教えてもらったそうです。)

(5)自分よりできる人にたくさん来てもらうように

自分の力には限界がある。事業の成功は、自分より能力の高い人にどれだけ、多く身近にいてもらえるかが要諦。

(6)ネットワークをたくさん持つ

上記(4)、(5)の結果、ネットワークができる。ネットワークこそ、財産。

(7)ゆるぎない信念を持つ

金もうけではなく、社会的価値を提供するという信念。人はこの信念があれば、どんなことでもできるし、多くの人に共感をもってもらえる。

(8)人間上座へ座りたくなったら人間をやめる

常に謙虚でいることの大切さを元暴力団幹部が改心し、能登半島門前で修行をされていた僧侶から与えられた言葉だそうです。

(9)自由を得るために、義務を全うする

人の幸せは「自由」であること。これに尽きる。社会生活のなかで、より自由であるためには、応分の義務を果たすべき。義務を果たすことは自由の権利を獲得すること。

以上、順不同です。

(9)の項目の自由を得るということについて、日本の現在の民主主義社会の稚拙さを嘆いておられました。「与えられた民主主義」国家である日本は、欧州各国のように命をかけて勝ち取った民主主義とはその「起源」がまったく違う。似て非なるもの。それを今の日本人は自覚すべき時に来ているというご意見を頂きました。その通りだと思いました。これは、伊藤さんがかつて英国南西ウェールズを一人旅していたときに、夜空に舞う花火の意味を滞在先の家庭で教えてもらった時にそう思ったとのこと。その花火は200年前から続いているそうで、民衆が血を流して、民主主義を勝ち得たことを永遠に忘れてはならないということを残すための花火だったそうです。

宇宙物理学や数学、さらには、人類発祥起源まで、幅広い知識と見識をもった伊藤さんのお話は、これから、起業、再起業を目指そうとしている我々にとって、現在の事業スタンスそのものを見直させるような、インパクトの強いものでした。それだけ多くの気づきを得ることができました。

伊藤理事長、本当に有難うございました。

【NPO法人たんなん夢レディオ様 概要】

理事長 伊藤 務 様

事務局 福井県鯖江市本町2丁目2番16号 地域交流センター1F

送信所 鯖江市西山公園

周波数 79.1Mhz帯(出力 20W)

放送エリア 鯖江市を中心に隣接する南越前町・越前市・越前町及び福井市

エリア内人口 約25万

電話(0778)53-2563

http://tannan.fm

2008年2月24日 (日)

第20回 たねと、はっぱ。 後藤ひろみ 氏

記念すべき20回目の起業家の息吹は、

福井市松城町でパン・お菓子製造販売、

そして飲食Photo 店を経営されている「たねと、はっぱ。」代表

後藤ひろみさんでした。

(住所: 福井市松城町10-7 TEL0776-52-8835)

後藤さんがこれまで歩んでこられた半生は想像を超えるものでした。
いかにしたら起業に成功するかというテクニックや,
一足飛びに成功を狙った、奇をてらうビジネスモデルがもてはやされる時代ですが、
それらとは、一線を画す起業の(というより、生き方そのものですね。)あり方に参加者一同、
改めて気づくことができました。

後藤さん自身が経験した中から、

ご自分自身でその背景や根底にある真実をしっかりと見つPhoto_2め、

持ち前の集中力と探究心で一気に困難を乗り越えていく。

そして、利益を追求することではなく、家庭人として、

社会に生かされている自分自身としてのあり方に,

軸足をおいて仕事と家庭の両立を見事に成し遂げておられる方に初めて出会ったような気がします。

これまで後藤さん自身が、現在の社会問題といわれている現象(というより、事件ですね。)

にいくつも直面し、その度ごとに、彼女自身が傷つきながらも、

色んな人とのかかわりの中から乗り越えてきた経験を赤裸々に語っていただき。

参加者全員が身につまされる思いで彼女の人生のひとかけらに触れることができました。

「自分が体験してきたものは、自分自身の問題だけではなく、社会全体の問題」と捉える

おおらかさというか、客観性というか、鳥瞰的視点というか、そういうものが、

今のパン作りに生かされていると思いました。

これらの体験を通して、後藤さん自身の起業のポイントを4つ挙げていただきました。

①人や社会の為になることをする。

②まじめであること。

③一旦決めたら、「やってまえ!」

④とにかく、コツコツ。

これらの起業コンセプトは、

彼女自身の生死を分けるような体験を賭けて紡ぎ出された人生観

「死ぬも生きるも同じ、どうせ生きる(=どうせ死ぬ)なら納得のいく生き方をしよう。」

(これは、私が勝手に推測して述べています。)というところから来ているように思いました。

今回は、福大、県大、高専、仁短、佛教各大学の学生さんも参加してもらいましたが、

中には就職活動を目前に控えた方もおられて、

今後の人生の選択肢をつかむための参考になったのではないかと思います。

後藤さん、どうも有難うございました。

2008年2月10日 (日)

次回の起業家の息吹 お知らせ

毎回好評を博している「起業家による起業家講座『起業家の息吹』」もいよいよ20回を数え ることになりました。Photo_11

記念すべき20回目に登場いただく起業家は、「たねと、はっぱ。」の後藤ひろみさんです。

上場企業の研究室職員から、一転パンづくりの先生に。あまりにも美味しいパンなので、生徒さんが分けてくださいと言ったことがきっかけで、飲食店を併設したカフェも開設。

昼時にはお客さんで満杯状態ですが、家庭との両立で夕方6時に閉店し、日曜日は休みだそうです。

暖かい人柄の後藤さんの起業に対する考え方は、とてもシビアです。是非女性の方の参加をお待ちしています。参加料は無料です。

日時:平成20年2月23日(土)午後4時~午後6時Photo_10

場所:アントレセンター 会議室 (福井市春山1丁目1-14 福井地方裁判所横の福井新聞さくら通りビル1F)

お問合せ:アントレセンター 高原  info@eyasaka.jp 迄

2007年11月24日 (土)

第18回 (株)ウォンツ 鈴木 洋 氏

起業家の息吹、株式会社ウォンツ 社長 鈴木洋氏にお越し頂きました。Photo

大学卒業後、ミュージシャンを目指し、メジャーレーベルからのオファーがいくつかあったにも関わらず、才能豊かなお兄さん(通称「くまひげ先生」)のビジネスの誘いに応え、実の妹さんとともに起業して今日まで約7年間。

現在では、PC教室163店舗を全国に展開するとともにPCソフトの映像教材を10万本以上販売する成果を作る会社にまで成長された、その原動力について、多くの貴重な体験談を聞くことができました。

厳しくも、ストレートな愛情を注がれたお父様と、優しく人への気働きと思いやりを持ったお母様からの愛情をたくさん受けられ育った鈴木社長は、今回のビジネスを展開するにあたり、表現力豊かな講師をかねて、製作部門を請け負っておられるお兄さんと「PCの分からない人目線」でどのように伝えたら理解できるか、というシナリオ作成の能力に長けた、妹さんとの3人ががっちりと会社のクオリティとスピードを守っておられることに、深い感銘を受けました。

そして、鈴木社長の人間観と申しますか、諦観とでもいったらいいでしょうか、こういうものの見方が、マクロな視点をもって、経営や営業の成果を作ってこられた大きな要因であると感じた次第です。

また、鈴木社長の影の功労者でもあり、最大のアドバイザーである奥様の愛情も感じることができ、ほのぼのとした中で今回の例会を終えることが出来ました。

漁師の家に生まれたお父さんから受け継がれた教え、「うまいもんといい女は早い者勝ち!」を冗談交じりに私たちに開示していただいた鈴木社長は、素敵な奥様を娶(めと)られ、現在のビジネスの考え方や生き方そのものにも反映され、実践されているのではないかと思います。

鈴木社長ご自身に振り返っていただいた、起業家としての信条として、あえてお尋ねしましたら、次のようなことをご回答いただきました。

①メタ目線
自分自身を含め、物事を客観的に観る。

②お客様の気持になる
会社でばかり仕事をすると、売る側の立場に立った商品しか生まれない。あえて会社と自分を引き離す時間や空間をもつことで、お客様の気持を考えた商品づくりに徹する。

③勉強をする
事実を客観的に捉えた歴史は貴重な財産であり、判断力をつけるためには必要不可欠。年表を始め史実をテキストとしている。

④枠を外す
既にある考え方や行動の基準を外して物事を考えることによって、人の真似をしない新しいビジネスが生まれる。

⑤愛(LOVE)
愛情がないといけない。自己愛も必要。ビジネスはどうしても人を基準に物事を判断しなければならないが故に、自分自身に褒美を与えることが出来なくなりがち。自分自身を積極的に愛するようにしなければ、経営者自信の感性や行動力・判断力は鈍る。

このように仰っていただきながらも、謙虚でフレンドリーな鈴木社長の話しに、参加されたメンバーの皆さんも大きな気づきを得られたものと思います。

お話の中で、最後の方に少しだけ開示いただいた、新たなビジネスも、気負わずにしっかりと構想を練られているように感じました。

最後に・・・。

鈴木社長に語っていただいた、起業家の信条についての5番目、「LOVE」ですが、最後に鈴木社長が少し照れながら「ラブ」と行って下さいました。多分鈴木社長の一番の信条だろうと感じました。

この「愛(LOVE)」が分かりやすいく退屈しない製品づくりやFC教室の指導・運営に反映されているのだと直感しました。

鈴木社長、どうもありがとうございました。

2007年10月27日 (土)

第17回 jig.jp 福野泰介 氏

本日の「起業家の息吹例会」は、jig.jp 代表 福野泰介氏にお越しいただきました。Photo_2

若干24歳でこの会社を起業され、ケータイブラウザの最先端企業として、顧客視点での開発にまい進されている彼の言葉に参加者一同「はぁー、へぇー、ほー」の感嘆詞の連続でした。

例によって、幼少期の頃から現在に至るまでの経緯を石川副理事長の軽快なインタビューによって、開示していただきました。

最初はパソコンではなく、ゲームに夢中だったこと、それを自分なりに喜びを早熟なかれは発見してきたこと。そして、学生時代からは「限られたハードウエア環境の中で、高効率のユーザビリティを発揮する」ことにワクワクとした挑戦心と、少年のような喜びを感じて来た彼は、そのまま、自分の好きなこと、中心にビジネスを成功に導いている。このような印象を受けました。

私が福野社長のお話の中で感じた成長のポイントは次の4つです。

1.「好きなことを貫く」

どんなに高収益であろうと、好きでなければやらない。面白くないと感じたことはすぐにやめてしまう。

2.「ユーザー視点」

どのような商品・サービスであってもユーザー視点を100%基準で取り入れる。自社に都合が良くてもユーザーにとって不便・不利益であってはならない。

3.「トップの品質」

競合の激しい世界であっても、品質に自信があれば、動じることはない。その品質の高さを保つとは、ユーザーの利益(利便性)をどこよりも最大にすることと同じ。

4.「時流に乗るスピード」

現在開発し、提供しているサービスが通信インフラ、料金体系の変化等で加速度的に進展している。

福野社長の謙虚でしっかりとした、ビジネスに対する取り組みを聞くにつれ、改めて、アントレプレナーシップを持った人だという認識を深めるとともに、これからの日本における逸材だと感じました。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、アップル創業者のスティーブ・ジョブス、そしてグーグル創業者のラリー・ページ、セルゲイ・ブリンのイメージとダブらせてしまったのは、私だけではないと思います。私を含め参加者一同、大きな気づきを得たと思います。

改めて、福野社長、有難うございました。

写真:福野社長(右から2番目)と

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