高校生のプレゼンテーション
ジュニア起業家体験講座の最終回が今日行われた。
今回はいよいよ金津高校の1年生の皆さんによる、地域活性化のアイデアプランのプレゼンテーション!
今回で通算5シーズン目の体験講座であるが、地域の課題をビジネスに取り上げるということでは我々も初体験。
前回課題を提示してから丸一週間、学生生活の忙しい中、放課後も何度か男女混合グループで集まってディスカッションしてもらい、1枚のプレゼンテーションシートのまとめ上げてもらった。
●第1グループの発表テーマはさすが!「ずっと居れる場所」
あわら市の観光資源や農産物の資源、さらには繊維などの特産品をちょっと工夫して10のコーナーを設置し、体験や食を楽しめることで、長くあわらの地にとどまってもらおうというもの!戦略的だ。最初は恥ずかしそうにしていたが、10のアイデアのプレゼンテーションを学生が入れ替わり交互にしていくにつれ、自信が広がり、チームワークが光ったプレゼンテーションであった。本当に「癒される、ずーっといたいなぁ」と思われる臨場感を強く感じた。
●第2グループの発表テーマはずばり真ん中ストレート!「あわら市の活性化」
ご当地キャラクター「パーシモン太朗」が初登場!地域の特産品「柿(パーシモン)」を元にしたご当地ならではの可愛いキャラクターだ。この女の子のように可愛い男の子のキャラクターを発表し、様々な商品開発につなげていくプラン。柿のキャラクターは確かに珍しい!珍品の逸品キャラ。発表者の皆さんも、聞いている生徒や我々も自然と笑顔になっていく、素晴らしいプレゼンテーションであった。
●第3グループの発表テーマはなんと!「IKEIKE(イケイケ)★あわら」
もっと地域の農産物や特産品をみやげ物として商品開発し、宮崎県の東国原知事に負けない発信力をもとう!というもの。そのため、しっかりと福井県出身の有名人を起用してイメージ発信と商品販売をつなげていこうというアイデア。イメージがどんどん広がる。さらに、芦原温泉だけでなく、周辺の観光地、芝政やスキーJAM勝山など県外観光客が集まるスポットに出向いて発信力を高めていこうという地域戦略も提案してもらった。農産物のブランド発信はこうすべき!という力強さが伝わるプレゼンテーションであった。
地域の観光課題を地域の宝で解決するという難しいテーマであったが、若い男子高生、女子高生らしい斬新なアイデアで、いずれも素晴らしいプレゼンテーションであった。
最初はどれだけ私たちのコンセプトが伝わっているか、不安でハラハラドキドキしていたが、学生の皆さんの、明るく達成感を感じるプレゼンテーションを見て、そのような不安は吹っ飛んでしまい、晴れやかな気分になった。
むしろ、彼らのようなみずみずしい感性や地域への想いが伝わるアイデアを形にしなければならない、それをブラッシュアップし、サポートするのが我々大人ではないか、と改めて気づかされた。
最終日のコメンテーターを務めて頂き、素晴らしいコメントを頂いた、いつも元気で朗らかな「たねと、はっぱ。」の後藤ひろみさん、学生の皆さんをしっかりとサポートして頂いた若くて男らしい金津高校の岡部先生に心から感謝したい。
そして何より、14人の若き起業家たち、ありがとう!
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