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2007年11月

2007年11月24日 (土)

第18回 (株)ウォンツ 鈴木 洋 氏

起業家の息吹、株式会社ウォンツ 社長 鈴木洋氏にお越し頂きました。Photo

大学卒業後、ミュージシャンを目指し、メジャーレーベルからのオファーがいくつかあったにも関わらず、才能豊かなお兄さん(通称「くまひげ先生」)のビジネスの誘いに応え、実の妹さんとともに起業して今日まで約7年間。

現在では、PC教室163店舗を全国に展開するとともにPCソフトの映像教材を10万本以上販売する成果を作る会社にまで成長された、その原動力について、多くの貴重な体験談を聞くことができました。

厳しくも、ストレートな愛情を注がれたお父様と、優しく人への気働きと思いやりを持ったお母様からの愛情をたくさん受けられ育った鈴木社長は、今回のビジネスを展開するにあたり、表現力豊かな講師をかねて、製作部門を請け負っておられるお兄さんと「PCの分からない人目線」でどのように伝えたら理解できるか、というシナリオ作成の能力に長けた、妹さんとの3人ががっちりと会社のクオリティとスピードを守っておられることに、深い感銘を受けました。

そして、鈴木社長の人間観と申しますか、諦観とでもいったらいいでしょうか、こういうものの見方が、マクロな視点をもって、経営や営業の成果を作ってこられた大きな要因であると感じた次第です。

また、鈴木社長の影の功労者でもあり、最大のアドバイザーである奥様の愛情も感じることができ、ほのぼのとした中で今回の例会を終えることが出来ました。

漁師の家に生まれたお父さんから受け継がれた教え、「うまいもんといい女は早い者勝ち!」を冗談交じりに私たちに開示していただいた鈴木社長は、素敵な奥様を娶(めと)られ、現在のビジネスの考え方や生き方そのものにも反映され、実践されているのではないかと思います。

鈴木社長ご自身に振り返っていただいた、起業家としての信条として、あえてお尋ねしましたら、次のようなことをご回答いただきました。

①メタ目線
自分自身を含め、物事を客観的に観る。

②お客様の気持になる
会社でばかり仕事をすると、売る側の立場に立った商品しか生まれない。あえて会社と自分を引き離す時間や空間をもつことで、お客様の気持を考えた商品づくりに徹する。

③勉強をする
事実を客観的に捉えた歴史は貴重な財産であり、判断力をつけるためには必要不可欠。年表を始め史実をテキストとしている。

④枠を外す
既にある考え方や行動の基準を外して物事を考えることによって、人の真似をしない新しいビジネスが生まれる。

⑤愛(LOVE)
愛情がないといけない。自己愛も必要。ビジネスはどうしても人を基準に物事を判断しなければならないが故に、自分自身に褒美を与えることが出来なくなりがち。自分自身を積極的に愛するようにしなければ、経営者自信の感性や行動力・判断力は鈍る。

このように仰っていただきながらも、謙虚でフレンドリーな鈴木社長の話しに、参加されたメンバーの皆さんも大きな気づきを得られたものと思います。

お話の中で、最後の方に少しだけ開示いただいた、新たなビジネスも、気負わずにしっかりと構想を練られているように感じました。

最後に・・・。

鈴木社長に語っていただいた、起業家の信条についての5番目、「LOVE」ですが、最後に鈴木社長が少し照れながら「ラブ」と行って下さいました。多分鈴木社長の一番の信条だろうと感じました。

この「愛(LOVE)」が分かりやすいく退屈しない製品づくりやFC教室の指導・運営に反映されているのだと直感しました。

鈴木社長、どうもありがとうございました。

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