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2008年2月

2008年2月24日 (日)

第20回 たねと、はっぱ。 後藤ひろみ 氏

記念すべき20回目の起業家の息吹は、

福井市松城町でパン・お菓子製造販売、

そして飲食Photo 店を経営されている「たねと、はっぱ。」代表

後藤ひろみさんでした。

(住所: 福井市松城町10-7 TEL0776-52-8835)

後藤さんがこれまで歩んでこられた半生は想像を超えるものでした。
いかにしたら起業に成功するかというテクニックや,
一足飛びに成功を狙った、奇をてらうビジネスモデルがもてはやされる時代ですが、
それらとは、一線を画す起業の(というより、生き方そのものですね。)あり方に参加者一同、
改めて気づくことができました。

後藤さん自身が経験した中から、

ご自分自身でその背景や根底にある真実をしっかりと見つPhoto_2め、

持ち前の集中力と探究心で一気に困難を乗り越えていく。

そして、利益を追求することではなく、家庭人として、

社会に生かされている自分自身としてのあり方に,

軸足をおいて仕事と家庭の両立を見事に成し遂げておられる方に初めて出会ったような気がします。

これまで後藤さん自身が、現在の社会問題といわれている現象(というより、事件ですね。)

にいくつも直面し、その度ごとに、彼女自身が傷つきながらも、

色んな人とのかかわりの中から乗り越えてきた経験を赤裸々に語っていただき。

参加者全員が身につまされる思いで彼女の人生のひとかけらに触れることができました。

「自分が体験してきたものは、自分自身の問題だけではなく、社会全体の問題」と捉える

おおらかさというか、客観性というか、鳥瞰的視点というか、そういうものが、

今のパン作りに生かされていると思いました。

これらの体験を通して、後藤さん自身の起業のポイントを4つ挙げていただきました。

①人や社会の為になることをする。

②まじめであること。

③一旦決めたら、「やってまえ!」

④とにかく、コツコツ。

これらの起業コンセプトは、

彼女自身の生死を分けるような体験を賭けて紡ぎ出された人生観

「死ぬも生きるも同じ、どうせ生きる(=どうせ死ぬ)なら納得のいく生き方をしよう。」

(これは、私が勝手に推測して述べています。)というところから来ているように思いました。

今回は、福大、県大、高専、仁短、佛教各大学の学生さんも参加してもらいましたが、

中には就職活動を目前に控えた方もおられて、

今後の人生の選択肢をつかむための参考になったのではないかと思います。

後藤さん、どうも有難うございました。

2008年2月23日 (土)

ジュニア起業家起業家体験講座 その3

ジュニア起業家体験講座 in 金津高校Photo_2

昨日(2月22日金曜日)、ジュニア起業家体験講座の

4回目が開催されました。

今回は締めくくりとして、

学生の皆さんによるプレゼンテーションです。

社会起業家として、どのような会社、店を立ち上げるのか?について,

グループディスカッションしていただき、

各グループ約10分間のプレゼンテーションを行なっていただきました。

石川副理事長、和田さんそして、先生方のサポートにより、各グループとも、

環境や地域の食糧課題に配慮しつつ、学生らしい発想で、ユニークで楽しい、

しかも採算性にも配慮したプレゼンテーションをしていただきました。

例えば、次のようなものです。

「Mc 中華」特徴:早い、安い、上手い、安全な地産地消中華料理店。

人に優しいバリアフリーとリサイクル容器で笑顔を絶やさない接客(客単価500円)

「ちょこふる」特徴:フルーツとチョコレートの店。

バイキング形式で自由に選べ、テイクアウトも可能。

どこから材料等を仕入れたか分かって安心。フルーツの皮などは、堆肥化して再利用。

(客単価700円)  他

学生時代のほんの一瞬のことかもしれませんが、

この講座を通して、自分たちが社会の課題に対して起業という形で向き合うとしたら、

どのようなことをしたいかを考えてもらうきっかけができたらいいと思います。

教える、ということは、技術が必要です。

技術の高まりが気づきの深まりだと思っていますので、アントレセンターでも、

その技術をいかにシステム化し、高めていくか。

これをもっと追求していくことで、

学校教育の中における社会教育のパフォーマンスを高めていくことができれば、

素晴らしいです。

石川副理事長、お疲れ様でした。

2008年2月10日 (日)

次回の起業家の息吹 お知らせ

毎回好評を博している「起業家による起業家講座『起業家の息吹』」もいよいよ20回を数え ることになりました。Photo_11

記念すべき20回目に登場いただく起業家は、「たねと、はっぱ。」の後藤ひろみさんです。

上場企業の研究室職員から、一転パンづくりの先生に。あまりにも美味しいパンなので、生徒さんが分けてくださいと言ったことがきっかけで、飲食店を併設したカフェも開設。

昼時にはお客さんで満杯状態ですが、家庭との両立で夕方6時に閉店し、日曜日は休みだそうです。

暖かい人柄の後藤さんの起業に対する考え方は、とてもシビアです。是非女性の方の参加をお待ちしています。参加料は無料です。

日時:平成20年2月23日(土)午後4時~午後6時Photo_10

場所:アントレセンター 会議室 (福井市春山1丁目1-14 福井地方裁判所横の福井新聞さくら通りビル1F)

お問合せ:アントレセンター 高原  info@eyasaka.jp 迄

ジュニア起業家体験講座in金津高 その2

先ほどのブログにつづいて、第二回目の「ジュニア起業家体験講座」の模様についてアップしたいと思います。

これもつい先日のことですがA=´、`=)ゞPhoto_5

2月1日(金)(2008年)に、第二弾が行なわれました。

今回の講座を担当いただいたのは、鷲田設計事務所 http://www.washida.jp/ 所長の鷲田裕之さんです。

第二回目の講座は、「人にやさしい」「地球にやさしい」食べ物やさんを作るために、モデルケースとして、マクドナルドのビジネスを立地、価格、サービス、品質(味)、採算性等について、案内し、第3回目のプレゼンテーションシート記入の準備を生徒の皆さんにしてもらいました。

淡々とした、朴訥なスタイルでお話しを頂く氏の言葉に、若い生徒さん方は、真剣に取り組んでおられました。

最後にグループ決めをするときも、担当の大原先生のご指導もあり、速やかに決定しましPhoto_6 た。金津高校1年生の皆さんは、スレてないというか、いまどき、素晴らしいと思いました。

流行る店、流行らない店の違いについて、発表いただいたときには、和田千鈴さんにもご協力いただきました。

次回はどんなプランが議論されるか、楽しみです。

鷲田さん、お疲れさまでした。

ジュニア起業家体験講座in金津高

先日、といっても今年(2008年)1月18日のことですが・・・(;^_^APhoto

「ジュニア起業家体験講座」を福井県立金津高校の1年生を対象に開きました。

高校生に社会起業家のコンセプトを実例、体験を通して伝え、将来の糧にしてもらおうというのが主旨。

4回のシリーズで、①概要編、②実例編、③起業プランをグループでまとめてもらう編、④プランのプレゼンテーション編と続きます。

生徒も、しっかりと取り組んでいただくことが出来ました。

金津高校の生徒さんは皆さんまじめで、素直なかたが多いと改めて思いました。Photo_3

最後に副理事長の石川が、今後の流れ等について説明してくれて、無事1回目の講座が終了しました。

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