~建築・人が好き~
5月度アントレセンターの例会の講演は、
テーマ : ~建築・人が好き~
講師は、 建築家 出田 吏市 氏 http://kore.mitene.or.jp/~izuta/ です。
写真は、出田氏が手がけた南越前町マリンパーク管理棟。
出田氏の建築に対する想いは、デザイン。
建築は、本来3次元、図面は2次元で描く。そこに夢、希望、欲求をどのように表現するのか・・・・出田氏は、時間軸を入れることだと語っていました。しかし、時間軸を如何に入れるかは永遠のテーマだそう。
私は、建築とは思索にあふれた空間の形成であるな、と感じました。そしてもう一つ、私が興味を持ったのは、美と数字の関係。
4500年ほど前に作られたエジプトのピラミッドの美しさの秘密は、その側面の三角形と底辺の正方形との面のなす、52度という角度にあるそう。
146:230=約1.6 つまり、美の秘密は5:8の比によるものだそう。また、出田氏は建物をプロポーションと表現していた。
私的に、もう1つの角度から出田氏の話を聞いていましたが、とても話し上手。
リズム感もあり声のトーンも聞きやすく、アップテンポですすめていかれるので私達リスナーを飽きさせることかありません。
身振り手振り体全体で表現し、話しながら板書もしますが、リスナーを背に後ろを向いて書くことをしませんし、書いた部分を体で隠すようなこともしません。配慮が行き届いているな、と関心しながら話し手の勉強もさせていただきました。
相手を聞く気にさせることは、リスナーの気持ちを考えならがら進めていくこと。そんな意味でも、大変勉強になった出田氏の講演でした。
出田先生、ありがとうございました。
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