‘コンクリートから人へ‘の本当の意味とは!?
4月になるというのに名残り雪そんな中、アントレセンター3月度例会が行われました。
先ず、理念唱和。続いて高原理事長より「理念の大切さ」についてお話がありました。
講演は、当法人副理事長、福井宇部生コンクリート株式会社 常務取締役 石川 裕夏 氏が講師として、お話をしてくださいました。
テーマ:‘コンクリートから人へ‘の本当の意味とは!?
‘コンクリートから人へ‘という言葉が叫ばれているように、民間と行政の建設投資は10年ほどまえのピーク時に比べ約半分に落ち込んでいる。起業家としてこの環境変化をどのように立ち向かっていくのか!?と言うことを石川氏は話してくださいました。
まず、より高機能、高品質なコンクリートを中心として建設資材の開発、維持補修事業分野の開拓、この2つのテーマで、新しい成長の芽を伸ばして行く方法について具体的に語ってくださいました。
石川氏は、今回の講演にあたり自分自身のコンクリートへの想いを、高校時代に遡り感じたことを紐解きながら語っていました。その話は、異業種の私たちにも十分今後の参考になる貴重なお話でした。
産業人として収益を上げていくということに加えて、日本の風土、歴史、自然、文化こういったものをベースに事業展開を行うことが熟成化社会、人口減少社会においてまた世界展開をする上でも最も重要なことではないかと考え、私達のビジネスのあり方そのものを変えていかなければならないと改めて感じました。
最後に、コンクリート屋の意地として、‘コンクリートから人へ‘ではなく‘コンクリクートから人へ贈り物‘をしていきたい!と熱く語っていただいたことが印象的でした。
また、今回の講演で、コンクリートは古代ローマ時代から使われたた資材であったことを知り、未来の可能性を石川氏は広げていってくれるものと私は確信しました。
ちなみに石川氏は、コンクリート診断士協会を全国でいち早く立ち上げられた立役者でもあります。
石川副理事長、貴重なお話ありがとうございました。
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