« 2009年6月 | メイン | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月31日 (金)

文ハ人ナリ

経営計画書やビジネスプランを目にする機会を得ると、 書類を見ただけで、その人がどのような想いで計画を立てられているのかおおよそ見当がつく。

Photo

資料やデータを緻密に集め、数値で細かに表現する人。

広告のコピーのようなインパクトのある言葉を使い、アピールする人。

絵や写真を多用し、イメージに訴える人。

「とにかく頑張る!」というやる気を表す人。

「社会に貢献したい!」という公益性を訴える人。

様々であり、その人の性格までも窺うことができる。

注意して読むと、言葉の選び方だけでなく、句読点の付け方、改行、スペースなどその人独自のクセというものが見えてくる。

「文は人なり」と言われるように、文はその人を表す。
事業計画書を拝見する機会が多い今日この頃。

そのようなことを考えながら、応募者のビジネスプランコンテスト資料を拝読するのは、愉しいものである。

2009年7月30日 (木)

こどもNPOセンター

先日、福井県子どもNPOセンター 10周年記念パーティーに出席。Npo

1999年福井県認証NPOとしては一番目に設立し、こども劇場をはじめ、ふくいチャイルドラインの運営など、子供の健やかな成長を支え続けてきた。ふくいチャイルドラインでは、今では毎日80件にも上る子供からの電話があるという。

初代理事長である通称「BOSS」こと、岸田美枝子理事長の10年間の活動の節目として、また、本年理事長を清水雅美氏に交替した新たな出発の節目となるパーティーであった。

「子供は未来の宝」この想いが地域に深く浸透していくように、様々な活動が今後も期待される。

子供の健全育成は、地域全体の課題であると改めて感じさせられた。

2009年7月22日 (水)

コミュニティビジネス

NPOを立ち上げようと検討している人たちと話しをさせて頂いた。Photo

直近のデータを見ると全国で認証を受けているNPO法人は37,562法人(09年5月31日現在)
NPOの認証数は現在も増加傾向にある一方で、これまでに3,000法人が解散もしくは認証取消となっている。全体の約9%が消滅している計算になる。

休眠状態のNPOを含めるとさらに多くのNPOが活動を停止していると思われる。

NPO法人の設立は認証要件のハードルは他の法人と違い高くないため設立が増えている一方で、継続は難しいのも事実。

だからこそ、継続性を担保するためのコミュニティビジネスとしての成立が求められる。
そのためにも、社会の課題を解決するという強い理念と独自の能力が必要。

株式会社に代表される営利企業も、NPOやNGOなどのいわゆる非営利企業も、世の中に新しい価値を創りつづけるという起業家マインドが求められる。

2009年7月17日 (金)

今日のぷりん

福井新聞ぷりんの欄。Photo_2 ビジネスプラン募集!

福井発!ビジネスプランコンテスト2009募集が載っています。

最後の募集呼びかけになります。

締め切りは8月10日まで。

問い合わせ先↓

一般部門:050-3540-8506

学生部門:0776-27-8956

http://www.cr-center.u-fukui.ac.jp/bp/

お待ちしてまーすdog

2009年7月15日 (水)

登記申請の手続

こんにちは。もう真夏を感じる暑さですね。Photo

さて、2年に1度の登記手続きですが、今回、2,3回法務局に足を運ぶことになったのですが、以前に比べると受付の対応が好くなった感じがしました。

この時期は、暑いし、人も多いし、待合いは殺伐としていることがありますが、イライラしている感じがなかったかな。

対応ひとつで、待合いの雰囲気が変わるのですね。

電話対応も感じが良く、気持ちよ申請完了しました。

2009年7月14日 (火)

想定力

ある人のビジネスプランを拝見した。

Photo_2
私はパッと見た瞬間「この人のビジネスはきっと上手く行くだろう」と感じた。

実際に資料をつぶさに拝見すると、市場環境に関するデータも比較的良く調べて、自分のしたいこと、できることを明確にし、しっかりと計画数字も積み上げられている。

さらに、実際に創業をしようとする本人の情熱や想いが伝わるものであった。

未来の売上予想は新規創業の場合は、あてにならないものが多いが、ミニマムの売上を想定して、コストを必要最小限に抑えられるかが安全な創業のポイントである。

想定力がモノを言う。

2009年7月13日 (月)

感性と増幅力

6月中ごろに立ち上がったばかりの、「NPO法人ソーシャルネットさかい」Photo 理事長の澤崎敏文氏をはじめ、設立メンバーの方々とお話しをさせて頂く機会を得た。

皆さん若い方ばかりで、坂井市の活性化のために、活動して行こうというやる気に満ち溢れていた。

地域のネットワークを進めるために、当面SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)というツールを軸に、新鮮で色んなアイデアがこれから具体化されていくことであろう。楽しみである。

坂井市および、坂井市近辺のエリアは地域資源の豊富なところである。

農業、漁業、食、歴史、文化、そして自然。これらの地域資源の点と点が結ばれ、面になる。その線を面に変えていくプロセスを支えるのが、「そこで暮らす人々の感性」である。

これからの時代、情報は単なるインフォメーション(お知らせ)では受けて側は満足しない。様々な事象や出来事を「人の感性を通して発信する」ことで、波紋が広がる。

この情報の発信の仕方が点を面に変える力となる。

人の感性を通すことで、インフォメーションは、「驚き」、「癒し」、「アート」、「発見」に変換され、そして「知恵」となる。
人の感性は増幅回路のようなものだ。

例えば、二股の大根が採れたとする。一般的なニュースでは、それが採れたという事実と、採った人のコメントと写真が載る。
この記事を「人の感性」を通し、情報を「増幅」すると、「その後、どのようにして食べたか、味はどうだったか」などからさらに、「二股大根の美味しい食べ方レシピ」などが生まれてくると、情報にパワーが生まれ、波及効果が出てくる。

SNSという限られた匿名性、編集性(セグメント性)、双方向性、知恵の集約性の特性が生かされるのではないか。
このような遊びの感覚や、事柄の追いかけ、深堀によって「情報力×感性力」による地域一体感とブランド発信が可能になると思う。

若い感性の発揚に期待したい。

2009年7月10日 (金)

ビジネスプラン作成講座

ビジネスプラン作成講座2日目の今日は 昨日の鯖江市民ホールつつじ会場に続き福井駅東アオッサ会場で行われた。

約50名の方々に参加いただき、ビジネスプランの基本的考え方と作成のポイントについて90分の講座を開かせていただいた。参加者の皆様の「熱」を感じた。

Photo_23    

冒頭 で、田村実行委員長(福井大学産学官連携本部)のご挨拶の中に「100年に一度のチャンスの時」という内容のお話しを頂き、本当にその通りだと思った。

一定の自由が担保されている世の中においては、良きにつけ、悪しきにつけ、パラダイム (考え方の枠組み)が変化するときがチャンスの時だといわれている。

このような時こそ、一人ひとりの生活者の中から出て くる アイデアや創意工夫、あるいは情熱というもの「発露」が求められていると思う。

ビジネスプランコンテストがそのような発露のきっかけとなればよい。

2009年7月 9日 (木)

NPO法人たんなん夢レディオ

NPO法人たんなん夢レディオの伊藤理事長と久しぶりにお会いした。

Photo
コミュニティFMラジオの運営をされている。

パワフルに次から次へとご自分の夢や理想を追求されている。今日も新たな構想をお教え頂いた。

伊藤氏はコミュニティFM放送の雑誌として「丹南文化編集室ae?」を発刊されている。

この雑誌(コミュニティ誌?)がなかなか面白い。
目次もなく、特集記事などで、編集者の色を出すわけでもないが、色んな執筆者や寄稿者がいて、それぞれの想いや体験を深く語っている。まさに、コミュニティ誌だ。

混沌(カオス)の中の秩序というか、そんなエネルギーが伝わってくる。
(伊藤理事長はそれを相対性理論だというが、不勉強の私には未だ十分理解できていない。また教えてください)

昨年アントレセンターの起業家の息吹(http://entre.mitelog.jp/center/2008/03/post-c022.html)にお越しいただいて以来、お会いする機会もなかったが、改めて伊藤理事長のエネルギーを頂いた。

2009年7月 4日 (土)

プランを作る前の3つのコツ

ビジネスプランを作る際、そのポイントやコツをしっかりとつかまなければ、如何によいビジネスの着眼であっても、プランが実行に移されることはおろか、そのビジネスが多くの人の目に留まることもない。

そのポイントやコツについて3つ、触れていきたい↓Photo_2

(1)イメージづくり
まず最も大事なのは、そのプランが成功するイメージづくり、である。
自分自身がそのビジネスプランを実行に移している時や成功した時の自分と周囲の状況がイメージできており、なおかつ、そのプランが成功するイメージがプランに触れる第三者と共有化できるか、ということである。
ビジネスプランは未来創造計画であるため、そのプランが上手くいっている状態がイメージできなければ、人は動かない、動けない。ましてや感動しない。

(2)目的を明確に
次に押さえておきたいことは、そのプランをつくる意図・目的を明確にすることである。誰に、どのような気づき、認識の変化をもたらし、結果その人にどのように判断、行動して欲しいのかを明確にすることである。
個人投資家や投資会社から出資を仰ぎたいのか、銀行から融資を求めたいのか、優秀で信頼のおけるビジネスパートナーを求めるのか、によって、プランの構成、強調点は変わってくる。

(3)コミットメント
最後に押さえておきたいことは、自分自身の想いである。本当にそのビジネスをやりたいのか、そのビジネスを実現させることの、自分自身の人生における意義は何かということへのコミットメント(本気を確認すること)である。

これらのことは、ビジネスプランの基本というより、ビジネスの主体者の基本でもある。

これらの点をしっかりと押さえておきたいものである。
そのイメージや想いにたどり着くプロセスがプランであるからだ。

到達点は、剣岳の山頂なのか、足羽山の山頂なのかで、方法や準備、登り方は変わる。

また、到達した時に見える風景や風、匂い、肌感覚は全く違ったものになる。

更新ブログ

Powered by Six Apart

最近のトラックバック

アクセスランキング